5G対応スマホで通信が途切れる場合(パケ止まり)の対処法

投稿:2022年3月21日 更新:2022年3月21日
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5G対応スマホで通信が途切れる場合(パケ止まり)の対処法

この記事をかんたんに書くと…

  • 5G対応スマホを使っていると、通信が途切れることがある
  • 4Gと5Gのエリアの切り替わりが原因の可能性
  • 5Gを使わないように設定することで解消

スマホの5G対応機種が増えてきました。
今回、私も5Gに対応している「arrows we」を使い始めたのですが、電車などでの移動中は通信が安定しません。ネットを閲覧している時も、突然読み込まなくなってしまい、数十秒すると、また普通に戻る、というようなことが何度も起こります。

そんな時には、設定を変更することで、今まで通りの安定した通信にすることが出来ますので、今回はその方法を紹介したいと思います。

 

4Gと5Gの切り替わりが原因の可能性

調べてみると、今回の「通信が途切れてしまう(パケ止まり)」現象は、4Gと5Gが切り替わる際に発生する現象のようです。以下の地図は、2022年1月時点のauの首都圏のエリアマップになります。黄色が4G、オレンジ色が5G NR化、赤色が5G sub6のエリアになります。

以下の地図は、auのエリアマップになります。黄色が4G、オレンジ色が5G NR化、赤色が5G sub6のエリアになります。

・auエリアマップ(公式サイト)
https://www.au.com/mobile/area/map/

ひと昔前に比べると、5Gのエリアが増え、4Gと5Gのエリアが入り混じっていますね。その為、電車で移動している時や、エリアの境目にいる時などに、4Gと5Gのアンテナが切り替わり、通信が途切れてしまう現象(パケ止まり)が発生します。

この「パケ止まり」は、スマホの設定を変更して「5Gを使わない」ようにすることで解消されます。それでは、5G対応スマホの意味がないではないか、と思ってしまいますが、5Gのエリア拡大中の現状では、それしか方法がありません。

もう少し、5Gエリアが普及してきたら、また「5Gを使う」ような設定に変更しましょう。

 

5Gなのに遅い理由

上記の理由から「パケ止まり」を解消する為に、ドコモなどの各キャリアは、5Gエリアの拡大を急いでいます。その為におこなっていることが、「4Gの電波の周波数帯を5Gエリアに利用する」という方法になります。

auでは「5G NR化」と書かれたエリアがそれにあたります。ソフトバンクも、5Gのエリアでは周波数帯を分けて表示していますが、ドコモでは詳細が書かれていません。ただ、4Gの周波数帯を転用している「5G NR化」のエリアでは、速度は4Gと同じになります。

「5Gだと通信速度が速くなる」と言われていますが、それは「5G sub6」や「5G ミリ波」と書かれたエリアでの話になり、現状ではエリアはかなり限定されてしまいます。その為「5Gは遅い」などと言われることもありますが、それが原因になります。

 

「パケ止まり」の解消方法(Android)

それでは、通信が途切れてしまう「パケ止まり」の解消方法のご紹介になります。まずはAndroidスマホから。Androidの「設定」を開いたら「ネットワークとインターネット」をタップします。

Androidの「設定」を開いたら「ネットワークとインターネット」をタップします。

 

ネットワークとインターネットが開いたら「モバイルネットワーク」をタップしましょう。

ネットワークとインターネットが開いたら「モバイルネットワーク」をタップしましょう。

 

次に「優先ネットワークの種類」をタップします。

次に「優先ネットワークの種類」をタップします。

 

優先ネットワークの種類を選択するウィンドウが開きますので「4G/3G/GSM」を選択して完了です。

優先ネットワークの種類を選択するウィンドウが開きますので「4G/3G/GSM」を選択して完了です。

 

「パケ止まり」の解消方法(iPhone、iPad)

iPhoneまたはiPadの「設定」を開いたら「モバイルデータ通信」をタップします。モバイルデータ通信の設定が開きますので「通信のオプション」をタップしましょう。

iPhoneまたはiPadの「設定」を開いたら「モバイルデータ通信」をタップします。モバイルデータ通信の設定が開きますので「通信のオプション」をタップしましょう。

 

通信のオプションが開いたら「音声通話とデータ」または「データ」をタップします。

通信のオプションが開いたら「音声通話とデータ」または「データ」をタップします。

 

5Gを利用するかどうか選択する画面が表示されますので「4G」または「LTE」を選択します。こちらの画面はiPad mini 6ですので5Gに対応しているはずなのですが、キャリアが楽天モバイルの為、現在のところ5Gに対応しておらず「5Gオン」や「5Gオート」といった選択肢が表示されていません。

5Gを利用するかどうか選択する画面が表示されますので「4G」または「LTE」を選択します。

 

まとめ

これで、5Gのエリアでも4Gが利用されるようになり、切り替わりがなくなり通信が安定すると思います。これでも通信が途切れるようでしたら、別のところに原因がありそうです。また、5Gのエリアがかなり広がってきたら、設定を戻して、5Gを使うようにしても良いかもしれませんね。(それまでには1~2年くらいはかかりそうな気がします。)

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2 thoughts on “5G対応スマホで通信が途切れる場合(パケ止まり)の対処法

  1. 中村章夫

    情報ありがとうございます。全くその通りで当方の問題も解決しました。

    当方千葉県柏市在住です。
    最近、2022年6月末にdocomo 5Gスマホを3台買い、うち1台を岡山の田舎平野部の家族に使って貰うこととし送付し通話したところ、電話が途切れ・途切れになり、家族からは、”送ってもらった電話が故障しているのでは?”とも言われていました。原因は教えて戴いた通りと思われ、その後柏市側を4G限定で通話すると円滑でした。

    なお、当方の千葉県柏市は都会に近いですが4Gのみ、岡山側は鉄塔を立てやすいこともあり、すでに5G電波利用可能です。

    Reply
    1. sim-jozu Post author

      コメントいただきましてありがとうございます。
      無事に問題が解決したようで良かったです。
      2023度内には、5Gエリアもだいぶ拡大されるようなのですが、それまでは4G限定にした方が良さそうですね。

      Reply

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